離婚の様々な手続きで、印象に残っていることを書いていきます。
離婚後、新しい戸籍をつくることができる
まず離婚したら「旧姓(前の戸籍)に戻るしかない」
こう思っている人っていますか?
わたしもそうでしたが違いました。
- 結婚前の親の戸籍に戻る(旧姓になる)
- 名前は旧姓に戻すが、新しく自分の戸籍をつくる
- 結婚時の名字で、新しく自分の戸籍をつくる
以上が選べるのです。
旧姓に戻るしかないと思っていたわたしにとって、この事実も離婚をする数パーセントの後押しになりました。
どうしても、子ども達を旧姓にしたくなかったんです。
理由は単純
子供たちの名前は結婚時の名字と合わせてつけた名前で、旧姓とはマッチしないから
この辺り、こだわらない人からみると「何言ってんの、この人?」となるかもしれませんが
こだわる人間にとっては重要です。
だって、その名でずっと呼ばれるのですから
もちろん、わたしのシングルママ友の中には「元旦那の姓を二度と口にしたくない」という理由で旧姓に戻した人もいます。
重要度が高い方をそれぞれが優先したわけです。
子供を自分の籍に入れるのにお金がかかった
わたしは「結婚時に名乗っている姓で新戸籍をつくる」を選びました
「離婚の際に称していた氏を称する届」を市町村役所に提出することで、婚姻中の姓を名乗ることが出来ます。
ただ、それで、終わりではないっ!
離婚して自動的に子どもの籍は移らないので、自分の戸籍に入れる手続きをする必要があるのです。
家庭裁判所に行き「子の氏の変更許可審判申立書」という手続きをします。
その際に手続きのために、収入印紙を買って書類に貼らないといけない…
当時は「なんで自分の子供を自分の籍に入れるのにお金いるのよ!」と思いました。
貧乏なシングルマザーには痛手でした
だから、ず〜っとその事を根に持ってました(笑)
今回ブログを書きながら、冷静になって考えると当然なのが分かりました。
必ず親権者が母とは限らないから、自動的に籍を移すわけにはいかない
⇓
育てる意志がある人が裁判所でしかるべき手続きをする
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手続き料が発生する
長い間、逆恨みしていてすいませんでした…
「ひとり親家庭」の児童扶養手当の現況報告
児童手当とは別に「ひとり親家庭」に支給される児童扶養手当は子ども一人
一ヶ月 42,500円
※平成30年時点ではそうでした、子供の数に応じて加算はあるけど一人ごとにプラス1万円以下
これだけではもちろん生活していけないですが、補助としては大変有り難いものでした。
保育園に預けられずにフルタイムで働けない時も、その後、無事に保育園に入園できて昼間にがっつりパートができても
まだまだ収入が低い時は助かりました。
今の会社で契約社員になった時に減額、そしてその後昇給するとめでたく(?)支給停止となりました
※期間ではなく収入に応じて停止になります
うれしいような、悲しいような…
また児童扶養手当は毎年8月に現況の確認があり、役所に手続きに行かねばなりません。でないと支給が最悪停止します。
支給停止でもう行かなくて良いのかと思っていると
「一度失効すると復活できない、職を失った場合を考えて念のため手続きはしておくこと」
と、言われたので毎年毎年夏になると訪れた児童福祉課。
下の子が18歳となり、いよいよ今年は最後の現況届となりました。
調べて利用できるものは利用する
その他にも母子のための就学支援資金というものもあり利用しました。
将来的にやりたいことを見据えて就職は東京という選択になったので、上の子が東京の大学に通う事となり一人暮らしの費用も含めると用意したお金では足りない…
日本学生支援機構にも申し込みましたが、母子家庭就学支援資金は申込者はすべて無利子で融資を受けられます。
※日本学生支援機構も成績も良く第一種奨学金に選抜されれば無利子です
大々的に告知しているわけではないので、知らない人もいると思います。
シングルママ友も知らなかったです
子育てに仕事にと忙しいけど、ご自分がお住いの市町村のひとり親家庭向けサポートはしっかり確認してみて下さい。
お住いの市町村のHPに掲載されているはずです。
※ただ就学支援資金の手続きはちょっとめんどくさかった…頑張って!!!
簿記やパソコンの無料講座ででも勉強させて貰いました。
ひと手間ですが、しっかり調べるものは調べて利用できるものは利用しましょう!
あらためて人だけでなく、いろいろな社会の仕組みにも支えられてると実感しました。
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