ここのところ「なぜ学ぶのか?」的な記事を書いた事と我が家にも受験生がいるので
そういう(どういう?)モードに入っているようです。
ふと、子供2人のそれぞれの高校受験の顛末が、かなり違ったので
書きつづることにしました。
高校受験、志望校に落ちてしまった上の子
定期テストより実力テストの結果の方が良かった上の子。
中学3年になる春から通い始めた塾との相性も良かったのか
成績があがり始めました。
すると塾から文理科受験クラスの案内をもらい、そちらも通い始めました。
文理科受験にチャレンジ
文理科は大阪府のTOP高校に設置されていて公立高校を文理科、普通科と二回受験できます。
このクラスの塾代、とてもリーズナブルだったので親としては
「この値段でプラスして勉強できるのは、お得!」
という気持ちでした。
理科が大好きで得意だったので進路をその方向で考え始めた事もあり、文理科受験を考え始めました。
でも頑張って勉強をしたのですが、ものすごく頭の良い子が集うので
あと一息、足りません!
いよいよ願書提出という時期になっても微妙な位置
願書提出も普通は初日に出すところを倍率を見るため、最後の3日目まで持っていました。
塾との最後の面談
面談に行くと、ここ何年かの詳しいデータが揃ってました。
さすが塾!
そしてド素人のわたしが見ても
あと一歩届かないのがデータから読み取れました
しかし、ここまで目指して頑張ってきたのです。
本人の気持ちは
「やっぱり受けたい」
受験は何があるか、わかりません。
いや、受かる方じゃなくて志望校下げて落ちる可能性もあります。
そうなったら立ち直れる?と思い、もう最後の最後であこがれの志望校に願書を提出をしました。
結果…
文理科、普通科と不合格
データの示した通りでした。
落ちて行った私立高校で将来の進路が決まった
公立高校に落ちて行った私立高校
大阪府は高校授業料無償化制度があるので、教科書代や修学旅行などの実費以外はかかりません。
ありがたい事にそんなに大きな負担もなく通えました。
そこで上の子は自分の進むべき方向を見つける事となります。
突然の進路大変更!
理系コースに入り研究職あたりを目指していたのに
突然、デザインの道に進みたいと大方向転換!
どうやら所属していた軽音楽部の活動でチラシなどを作っているうち、デザインに目覚めたらしいのです。
そして半年ほどの話し合い(ケンカ)の末、その道を目指し始めました。
理系コースの学生としては異端でしたが周りもとても応援してくれたそう
入試直前には若い国語の先生が、小論文の添削をメールでくださったりもしました。
一生の宝物を手に入れた高校生活
高校3年時担任だった生物の先生は一生の恩師となりました。
好きすぎてセンター試験で生物を選択するほど
成人式後にあった高校の成人の集いには、貧乏なくせにお酒好きの先生にウイスキーを手土産にするほどでした。
軽音楽部の仲間とは、社会人になって今でも連絡を取り合っています。
また一生の友と呼べる親友にも出会い、帰省のたびに必ず会っています。
上の子にとって高校時代は宝物となりました
高校受験、志望校に合格した下の子
しゃべりはうまいけど、学力に大きな不安があった下の子。
すばやく問題を読む速読を小学4年から始めたのですが、はじめて受けた速読のテスト
測定不能
という結果が帰ってきました。
要領だけが良い子
測定不能?
そう…文字自体は素早く読めても
何が書いてあるのか理解できなかったのです、なので質問に答えられず測定不能
‥‥‥ノーコメントになります…
結局、この速読の技術はソフトボールの球筋を読むのと
空手の突きを見極めるのには役立っただけ。
ただスポーツで培った集中力は多少あり、直前の一夜漬けがきいて定期テストは良い点を取っていました。
中身は全く理解せずに覚えるのです
だから普段の定期テストの成績は良くても、実力テストは全くダメで志望校選びが大変でした。
同じ中学からたくさん受ける学校行事とクラブ活動が盛んな人気校・T高校
制服も私立のようで、そこも人気
T高校を志望校として勉強していました。
突然の志望校変更!
しかし最後の実力テストの結果が良くなくて、合格に不安が…
担任の先生が別の学校・S高校を薦めてくれました。
全く知らない学校だったので慌てて仕事を早退して一緒に見に行きました。
駅からは遠くて周りが田んぼだらけ、でも田舎だからこそ学校としては落ち着いています。
ここに願書を出そうと子供と話して決めました。
しかし、願書提出日…
仕事中にLINEがきました
”やっぱ、T高に願書出すわ”
!?
”受かる気がする”
は!?
いやいやいや!君の予感はいいから!
志望校欄を空白にしておくのではなかった!
勝手に強引に出願してしまったのですが…結果
見事に合格
なんの思い入れもない高校生活
そんなことがあって入った高校生活、スタート時はバラ色でした。
同じ中学から行った子たちと仲良くなって
USJに行ったり
テスト前に集まって勉強したり
充実の高校生活でした。
最初は
でもみんなクラブが忙しくなり、集うことも減ってきました。
クラブ活動が盛んな学校の帰宅部
中学でやっていた剣道部に誘われたりして何のクラブに入るのかと思いきや…
何と帰宅部!
そして学校の規則が無意味に厳しいのです。
スマホ持ち込み禁止
これは上の子の学校も、そうだったのでわからなくもないのですが
その禁止ぶりが半端ない。
もともと持ち込み禁止ですがテスト中に間違って鳴ろうものなら、そこからテストが受けられない
そして学校出席停止
それも、まあ…わからなくもない
トドメは修学旅行もスマホ全面禁止
え?いまどき?
Googleマップとか使った方が良くない?
写真をいまどきデジカメで撮るの?
低空飛行の成績で、さらに学校嫌いに
それからギリギリですべり込んだので、成績もいつもギリギリ
2年から3年に上がる時には欠点が3つもあり、とうとう呼び出されて補講を受けました。
これでますます学校嫌いに
そして元気な女子の多い学校なので、何かと言うと
「女子がうるさい!」を繰り返していました
女子ウザイ
学校うるさい
学校ウザイ
面倒くさい
言い続けて3年生まできました。
つい先日、3年学年末テストがやっと終わり
欠点さえなければ卒業式に行けばいいだけ
「やっと、行かなくていい…」
もう二度と最寄り駅にも降りたくないそうです。
あまりにも、差がありすぎる高校生活…
合格が良い、不合格が悪いとは限らない見事な実例でした。
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