前回、子宮筋腫の手術に至るまでのブログを書きましたが
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子宮全摘出手術を決心するまで~貧血を甘く見てはいけない~
手術や術後の事、そして気になる費用もお伝えしたいと思って書きます

すべてに個人差があるので、あくまで参考にね
子宮全摘出手術、開腹手術と腹腔鏡手術
わたしの場合は子宮筋腫が大きくなりすぎていて、子宮自体も大きくなっていたので
開腹手術しか選択肢がなかったのですが
可能であるなら腹腔鏡手術が絶対いいです
なぜなら術後の回復が違います
縦に切るか横に切るかは疾患によるようです
どちらかと言うと痛みには強い方ですが、かなり痛みを引きずりました
術後1ヶ月半は歩いても何をしてもイタタ…ともらしていました
腹腔鏡手術の方が回復は早い
母の大腸がん手術の時が腹腔鏡手術だったのですが、
痛みからの回復が全然違いました!
傷が小さいので早期の退院、復帰が早いです
対応可能な病院や医師は限られているらしいですが、最近は増えてきているのでは?と思います
入院費用も高いそうですが、後に書きますが高額医療の限度があるので問題ないです
それから、よく手術ミスを心配する方もいらっしゃいますが、どちらの手術でも
いや、全ての手術にリスクがあります
よく主治医とお話しして下さい
わたしの場合、見るからに賢そうな若い女性の先生で、あまりにも若かったので経験値がちょっと不安でしたが、市民病院という事もあってたくさんのスタッフが関わるし設備は整っているので大丈夫だろうと…
結果、問題なかったです
全身麻酔手術は、やっぱりリスクあるのかも?
手術自体は全身麻酔で行われるので痛みとか全くありません
手術室に行く時、手術台に乗る時あたりはかなり緊張はしますが、あとは意識がなくなってしまいますから
わたしも目覚めると病室のベッドの上でした
もちろん痛みは多少ありますが痛み止めを点滴してもらっているので、こちらも大丈夫

だけど全く痛みがない訳ではないですよ
それよりも吐き気がひどくて、看護士さんにサポートしてもらい何度も口をすすぎました
実は全身麻酔はこれが初めてではなく、前回は手術が終わってすぐに起こされたので今回は違うんだな〜と思っていたら
「いや、起きていたじゃん!」と上の子に翌日言われました
「手術で取った筋腫付き子宮も見せられて「大きい!」と、驚いてたじゃん」とも…
き、記憶が全くない!
全身麻酔の手術が終わって、患者を起こすのは当然と言えば当然

そのまま眠り続けたら大変です
しかし何度記憶をたぐりよせても全くその部分の記憶がありません…
ちょっとだけ麻酔が深かったのかも?とビビってしまいます
いや、だからって過剰に身構えないでくださいね
全身麻酔でないと手術できませんから
癒着を防げ!術後はひたすら歩かされる
手術翌日には、自分でトイレにもいけるようになっていました
すると先生から「歩くように」と言われました
えっ?いや、まだいろいろ痛いんですが?
子宮摘出に限らず、あらゆる開腹手術後には腸などの臓器の癒着(ゆちゃく)というものが起こりがちだそうで、それを防ぐには歩くのが1番だそうなのです
点滴を押しながら、ひたすら廊下をグルグルと(さいわい大きな市民病院だったためロの字に回れる廊下があった)ヨタヨタと歩いていました
必ずナースステーションを通るので、時々パソコンで作業されている先生を横目に
「はいはい、歩いていますよ」と頑張りました
そのうちに他にも同じ手術をしたであろう人が歩いている事もあって、少し前後して歩いてて追い抜くのも変だし
気まずかったなぁ…
よく大きな病院で、点滴を押しながらヨタヨタ歩いている患者さんがいて、ゆっくり寝ていなよ〜なんて思うかもしれませんが
あれは好き好んで歩いているのではないのです!
歩かされているのです!

まあ、自分のためだけどね
温かい目で見てください…
子宮全摘出手術にかかった費用
『限度額適用認定証』の交付を受けていれば、医療機関での支払いを「自己負担限度額」までに抑えることができます
※高額療養費制度を受けられるのは国民健康保険・組合健保・協会けんぽなど公的医療保険に加入している保険証を持っている人で保険料を滞納していると適用外となります
前にも母のがん手術費用のブログにも書いています
今回も高額医療制度を適用して11日間の入院すべて(食事、シーツ等も)込みで
92,229円でした
掛け捨て保険でも全く問題なかった
入っていた医療保険は子宮筋腫付きの条件で入ったので適用外でした(泣)
5年経過したら適用されたようですが、今回は無理でした
ただもうひとつ、何となく入っていた月2,170円の掛け捨てのコープ共済
なんと!こちらから、女性特定病気入院が適用され168,000円が振り込まれました!

おお!儲かってる?
いえいえ、診察代やら何やらここまでにもかかっていますし、そもそも保険代がかかってます
病気になると気持ちも落ちるので、やっぱり普段から備えてはおきたいものです
今回、掛け捨てのものでもまったくもんだ
まとめ
もう一つ忘れていましたが、お風呂がしばらくシャワーのみでした
入院が寒い冬場だったので、ずっとシャワーだったのは風呂好きには少しつらかったです
傷跡はテープを貼ってケアをしていましたが、現在もある程度は残っています
ただ現在、特に痛みなどもありませんし後遺症も全くありません
少しでも今現在、子宮筋腫に悩んでおられる方のお役に立てればうれしいです
お気楽になりすぎてもダメなんですが入院時に
「シングルマザーになって12年(当時)こんなにゆっくりとしていられるのは初めてかも!」
と、ほんのちょっぴりだけリゾートにでもいく気分で読みたい雑誌を何冊か買い込んで入院しました
しかし、あまり読めなかったです(笑)
痛みでなかなか文章には集中出来ず、やっぱりこんな時はテレビが助かりました
最後に
病院内を点滴を押しながらヨタヨタ歩いている人には温かい目を向けて下さい
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