「世界に一つだけの花 」を聞くと思い出すもの

空に向かって誇らしげに咲く花 シングルマザー回顧録

記憶は、あるものからあるものを思い出させる事がありますよね?「エピソード記憶」とでもいうのでしょうか

今年初めての部署替えで、仕事で新しく覚えないといけない事が多くなり、昔の記憶がすぐに引き出せなくなっていると感じています。こちらでも書いてます

同窓会に行って記憶がよみがえる体験をした
同窓会で完全に記憶から消えていた先輩のことを思い出し、記憶が引き出しにしまってあるという体験をしました

そんな記憶喪失ぎみのまぐろですが、SMAPの国民的SONG(ですよね?)
「世界に一つだけの花」を聞くと必ず思い出すものがあります

それは、もう今はなくなったファーストフード店の床です

 

深夜のパートは出かけるまでが大変

離婚する前の上の子が4歳、下の子が1歳ぐらいの時からファーストフード店で閉店作業のパートをしていました

原材料にこだわるファーストフード…そう「モスバーガー」でパートをしていました

働いていたから断言できる、本当にすべてにこだわっていて、モノは間違いない!

モスの売りでもあるレタスから、緑のきれいなアマガエルとカタツムリが出てきたこともあり、子供たちのために持って帰った記憶があります

新製品が出るとうちの店舗では一人ひとつずつ試食できました。自分のために丁寧ていねいにつくった新鮮野菜のバーガー、ものすごく美味しかったぁ~

なのでつい最近の食中毒のニュースはショック!しかも本部納入の食材って…

葉の上のアマガエル

朝8時から23時の営業だった店舗の閉店作業は22時からでした。22時からのシフトがあり、そこに最初入ってました

子供を必死で寝かしつけてから、どんなに遅くとも21時25分には家を出ないと22時からの出勤には間に合いません。このころから疲れて早く寝てもらうためにも、毎日毎日、公園やら体操教室やら何やらかけずりまわっていたように思います

ふたりが寝ついたら、うん、もうダッシュで自転車をこいでお店に駆けつけ、ロッカーのカギを取って裏口に回って自転車を止め、ダッシュでロッカールームに入り、着替えてダッシュでお店の中へ

毎回毎回、入店するまでが戦いでした…

 

深夜のパートはひたすら床磨き

1時間営業をしながら裏の厨房を片付けつつ、23時から店舗のすべてをお掃除をします。レジ閉め作業などもありますが、それ以外はすべてお掃除!

これがどんな早くても1時間半、忙しかった日や週1回のシェイクマシーンのメンテナンス、月1回の棚卸日なんかも重なると3時間以上かかる日もありました

ポテトを揚げてるところも油を抜いて、ちゃーんと毎日洗っているんですよね。ほかのファーストフード店もそうなのかな?
とにかく最初は、こんなに丁寧にメンテナンスするんだ~と感心しました

もちろん、お客様が食事をするフロアが一番きれいにしないといけないところで、窓、テーブル、椅子、床と拭いていきます。そしてある時から副店長の提案で床をタワシで磨きあげることになりました

うちの店舗の床は、テラコッタ調タイルとでも言えばいいのでしょうか?とってもオシャレな(しかも色も明るい)感じで汚れが目立ちます。作る人ってお掃除の事は考えていない?

最初聞いたときは「そこまで、やるの!?」と思いましたが、副店長が最初にやってくれて確かに見違えるようにきれいになってました
※フロア全部をやると時間がかかりすぎる(体力的にも厳しい)のでお店の床を3分割して日ごとにやっていきました

ファーストフード店の席

洗剤の混ざった水をかけてタワシでゴシゴシ磨きあげて、それを雑巾でふき取って…作業としてはかな~り地味

深夜、ファーストフード店の床をタワシで磨いている自分を客観的に見て

「何をやっているんだろう」

とも思ったし、これからどうなっていくのか、離婚するのかしないのか

今、家で寝ている子供たちを自分はちゃんと育てられるのか

不安がいっぱいの中、ひたすらゴシゴシと床を磨いていました

 

床を磨きながら聞いた曲

そしてめでたく(?)離婚をした後も、保育園に空きがなく変わらずメンテナンスの仕事をしていました…今度はプラスして

「早く子供を保育園に預けて、昼間にがっつり働かないと」

という焦りも多少加わっていました

相変わらずひたすらゴシゴシと床を磨いていた時、有線放送(今の若い人は知らない?)から流れていた曲があります

いつも音楽は聞いているようで聞いていない感じだったのですが「最近よく同じ曲がかかっているなぁ」と思ったんです。しかも、TVであまり聞いたことない

テンポも一定でどちらかと言うと地味な、昔のレコードでいうとB面(古い)の曲

何でよくかかっているんだろう?

でもよく聞くと歌詞がいい…

それが「世界に一つだけの花」でした

空に向かって誇らしげに咲く花

こんなにメジャーな曲になるとは、あの時は思いもしませんでした

なので「世界に一つだけの花」を聞くと、深夜のお掃除の床と一緒に様々な感情も思い出します

 

もうそのお店は今はありません。記憶の中にだけあります

 

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