子供を育てる母が離婚後に受け取る養育費の算定表なるものがあるそうです
それがこのたび16年ぶりに見直されたというニュースが先日ありました
自分は養育費をほとんどもらっていないシングルマザーだったわけですが
そのシングルマザーから見ると昨今の物価上昇を含めて金額が見直されたと聞いても「うーむ…」と考えたことがたくさんあったので書いていきます
物価上昇に伴う養育費の値上げ
現在は食費や光熱費が上がったことや子供もスマホを持つようになったことなど、社会の変化を考慮して金額が更新されたそうです
それ自体は良いことだと思いますが…それを横で聞いていた息子が一言
「小学生にスマホはまだ早い」
と、中学までずっとガラケーだったためか、昭和のオヤジのような発言をしていました
まあ、それは置いておいて
わたしが驚いたのは、そのインタビューに答えていた離婚したシングルママの発言でした
「1人5万円ずつ、2人で10万円もらおうと思ったけれど…」
ええっ!そんなにもらえるんだ!
と、おどろきました!
養育費はもらえないか、滞るものという考えが間違い?
離婚直後にわたしもほんの少しもらった事があったのですが
元旦那から提示されたのは1人2万、2人で4万でした
もちろんOKしました
なぜなら、それ以上は無理なのがわかっていたからです
彼はちゃんと養育費を払っている立派な父親のつもりだったのでしょうが、結婚直後に発覚したカードローン返済の立替には、わたしの独身時代の貯金で補填してそのままで「いつか返す」という約束だったので…
最初はそれを返済してもらっているつもりでした
結局、すぐに送られてこなくなりました
彼は再婚したのです
養育費をもらっているのは4人に1人?
ニュースには養育費についてちゃんと受けていると答えた母子家庭が
全体の24.3%、父子家庭は3.2%
父子家庭は元妻からもらう?
という低い水準で、4人に1人しかもらっていません
いや、でも、わたしの感覚だとシングルママ友がたくさんいますが…
全くもらっていない人が結構います
というか、みんなもらっていませんが?
何だろう、もらっていないママ友同士でつるんでいるのだろうか?
最初から離婚時に公正証書をつくろう
インタビューに答えていたママは、振り込まれないので裁判所で手続きを行い元夫の会社の給料から天引きするしようになって、やっと安心したみたいに答えていました
「いや最初から離婚するときに公正証書を作成しとけばよかったじゃない?」
と思ったのは、いけないでしょうか?
ひがみに聞こえると思いますが、それができるのはわかれた旦那がちゃんとした企業にずっと勤めていると言うことが前提
わたしの場合、一番近い公証人役場を調べて入り口まで行ったこともあるけれど、旦那が無職だったら公正証書を作ってもムダと気がついて帰ってきました
だって差し押さえる給料も、会社もないのです
養育費をもらってない家庭を助けて欲しい
離婚後もしっかり養育費もらって、定期的に子供に父親が会うみたいな離婚はどこかドラマの中の出来事のような…
子どもを争って裁判をしてとりあうような『クレーマー、クレーマー』な展開もやっぱり映画の中の出来事で、子どもは母親が育てるのが当然という風潮がある気がします
そもそも今回の改正では、きちんと養育費を払っている父親の負担が増えて、養育費も払っていないダメな父親は野放しということです
これってシングルマザーの中でもさらに格差が広がるという事になるのでは?
なんて思ったりしたニュースでした
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