だいたいの人が生きている中で入院とは縁遠い生活を送っていると思います
いや、そのほうが絶対にいいんですけど!
なので意外と知らない場合があるので、入院費用の不思議な仕組みをお伝えしようと思います
高額医療制度の適用期間に要注意
入院に手術となると、どれほどのお金がかかるのか心配ですよね
なので皆、医療保険に入っていたり、入ろうと検討したり…
でも何がしかの保険(国民健康保険・組合健保・協会けんぽなどの公的医療保険)に加入している限り、高額医療制度が適用されるので大丈夫!
※加入手続きせずに保険証を持っていない場合は対象外
※保険料を滞納していてもダメです
患者の負担を防ぐため、自己負担限度を定めた制度
患者の年齢、所得によって自己負担限度額は異なり、月単位で自己負担限度額が設けられています
自分の子宮筋腫の摘出手術の時も
母のがん摘出手術の時も
高額医療制度が適用されて、思ったよりは入院費用はかかりませんでした
しかし、それ以外にひとつ知っておくと良いことがあります
月をまたぐと高額医療制度が使えない?
入院の際の費用は月単位で計算されます
これは、国民健康保険などのシステムに合わせて月の末日に締めるからです
さらにあわせて高額医療制度の適用も、その月の1日から末日までで計算されます
なので、まったく同じ病気で同じ日数入院しても入院した日付によって金額が違う場合があるのです
驚きですよね
どういうことか、超簡単に説明します
※金額もわかりやすいように、ざっくりと書いています!
例えば、AさんとBさんが同じ病気、同じ日数で入院したとします
その場合、高額医療制度が適用され7万ほど戻ってきます
※申請していると、あらかじめひかれて請求されます
以上です
え?
でも間違いではないのです
Aさんは15万円の支払いに対して、ひと月の上限額を超えていたので、それ以外が戻ってきました
Bさんは月をまたいでいたので、ひと月の負担額が上限額に達しないため(最初の月で7.5万、次の月で7.5万かかったとした場合)ひと月の上限額に達せず高額医療制度が適用できなかったのです
こうして負担額に大きな差が出ることがあります
緊急でない入院の場合は入院する日程を考える
なので緊急を要する必要のない入院は、実は月初から入院したほうが得なんですね
実は子宮全摘出手術をした時には、この仕組みを全くわかっていませんでした
※ただ限度額適用認定証はしっかりと申請して手術をしました
年末の12月中旬から11日間入院をして、クリスマスを超えた頃に退院しました
人生初の入院の支払い…いくら限度額適用認定証があるからといっても
「一体どれだけかかるのだろう?」とお会計の時にはかなりビクビクしていました
支払ったのは食事、シーツ代等込みで92,229円
もし月をまたいでいたら、もうちょっとかかったと思います
このことは何故か知らない人も多いです
かくいうわたしも、母の最初の入院の2年前に知りました
どうやら積極的に広報活動されていないみたい?
なので緊急を要さない手術、例えば私のように子宮全摘出手術…いや、これも緊急を要するものもありますが、わたしの場合も仕事の都合で年末に計画的に入院をしました
その場合なるべく月初か、とにかく月をまたがないように入院すると医療費節約になるケースがあります
入院は緊急性があるものがほとんどですが、知っておくと役に立つ場合があるかも?
お役に立てれば幸いです
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