がんの終末医療 緩和ケアというもの

差し出された双葉
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がんで母をなくしました。

最初は、外科で大腸がん(直腸がん)摘出手術を行い

その後、抗がん剤治療を経て転移していた肝臓がん摘出手術も行いました。

そして、抗がん剤治療は本人の希望で何度目かの時にやめ

 

 

最期は、緩和ケア医療にかかりました。

 

 

結論からいうと最期を見送った今「緩和ケア」にかかって良かったと思っています。

なので、そちらをお伝えしたいと思います。

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心のケアも含む緩和ケア医療

差し出された双葉

現在、がんは日本人の死因で1番多い病気で、3人に1人の死因ががんだそうです。

周りでがんで亡くなった人がいないという人はいないのではないでしょうか?

がん=激しい痛みを想像されると思いますが、残念ながらそれは正しい認識です。

もちろん転移する場所により異なると思いますが…

母の場合も痛みがありました。

 

ただ身体的な痛みだけでなく、寿命が切られてしまったという精神的な痛み

緩和ケアと言うのはその両面を和らげる治療の事です。

緩和ケア病棟のこと

母がお世話になった病院の緩和ケア病棟は、ふつうの病棟とそんなに大きくは違いはありません。

家族とゆっくり話せる団らんスペースが別の病棟より広かったです。

お風呂には湯船があり、少し元気なうちはゆったりと入れました。

できるだけ快適に過ごせるような空間になっているように感じました。

 

最期を看取るためか、病室はほぼすべて個室。

また特に感じたことは、看護士さんが患者とその家族に寄り添おうとしてくれていました。

緩和ケア治療のこと

芝生の上の家の形をした積み木

がん診療をしている病院には、緩和ケアがある施設が増えているようです。

でも利用する場面にならない限り、あるという認識は薄いです。

私の場合も長く通っていた総合病院だったのですが、緩和ケアと言うものがあるのを主治医の先生に紹介されるまで知りませんでした。

初めて緩和ケアにかかった日

優しそうな女性の先生がとても丁寧に、今後、どう痛みを取っていくのか説明してくださいました。

 

痛みを取るための治療

母の場合、最初は飲み薬でしたが、あわずに吐き気に苦しみ、すぐにシールタイプに切り替えました。

お腹にシールを貼っていくものです。

同じ場所には貼ってはいけないそうで毎回別の場所に貼っていきます。たぶん、きつい薬なのでしょう。

 

最初の説明ではシールで痛みを止めるものの段階を、少しずつ少しずつ上げていくということでした。

それと並行して別に飲み薬、睡眠を取るための睡眠導入剤なども処方されていました。

なるべく痛みをおさえて、平穏な日々が送るためです。

 

病院か在宅かを選べる

母の場合は緩和ケア医療を受け、そして緩和ケア病棟に入院し最期を迎えました。

ただ自宅での往診や訪問看護を受けながらの緩和ケアもできます。

 

我が家の場合

我が家の場合も「どちらにするか?」と言う打診を主治医の先生から受けました。

入院中も週末は自宅に帰ることを希望していたので、自宅が良いと判断して提案してくださったと思いますが

昔の人なので掃除もしていない自宅に人を招き入れるのは嫌ということ

緩和ケアの先生を気に入っていて、別の先生に診てもらうのは嫌ということ

その理由で病院をえらびました。

母の場合は「病院を拠点に、体調の良い時はいつでも自宅に帰る」

そう進めていこうということになりました。

 

自宅ケアの場合

医師や看護師の訪問を受けながら、自宅で残された日々を過ごします。

自宅だと費用面を抑えられるメリットありますが、入浴や排泄のケアなど家族の負担が大きくなります。

家族全員が仕事をしていると厳しいです。

ただ最後のケアができる家族がいて、本人も強く望むなら在宅はありではないでしょうか?

さいごに

濃いピンクのバラ

最終的に母が痛みのない(少ない)最期を迎えることができよかったと思っています。

もちろん全く痛みがなかったわけではないでしょうが…

苦しみもがくというようなことはなかったです。

 

我が家の場合は、抗がん剤治療を止めてから緩和ケアに切り替えましたが

がん治療と緩和ケアの両方を並行して進めていくやり方も増えてきているようです。

次は、緩和ケアの費用に関して書きたいと思います。

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