歳を重ねるということ〜※映画「運び屋」の感想もあり〜

ベンチに座る老人
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誰だって歳をとる…老いていくのは嫌ですよね?

でも年齢を重ねる事には、誰もあらがう事はできません

なので、どうせ歳をとるなら素敵に歳をとりたい

そんなことを急に思い始めたのには理由(わけ)があります

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歳を重ねると自制が効かない?

つい最近仕事上で、もしかしてウザがられてる?と思うような場面に出くわしました

自分では親しみを込めてジョークを言ったつもりだったのですが、その絡みがウザく思われたかもしれない…相手の表情から、そう直感的に思いました

大好きな番組『チコちゃんに叱られる!』を思い出しました

「なんでオヤジはオヤジギャグを言う?」という質問があり

答えは「脳のブレーキが効かなくなっているから」

というものでした

自分も当てはまっている!?

と言う衝撃がありました

90歳の麻薬の『運び屋』

そんなことがあった矢先に映画「運び屋」を観てきました
わたしは『翔んで埼玉』がみたかったのですが、息子に『運び屋』を押プッシュされ…

言わずと知れた名優、88歳のクリントイーストウッドが10年ぶりの監督主演をする最新作、実話が元で作られています

アメリカの田舎の道路

ネタバレを含むので、観てない人はとばしてください

映画『運び屋』のストーリー

退役軍人のアールは園芸家としてユリの栽培に打ち込み、娘の結婚式も出席せずに品評会を優先させる始末
しかし事業は失敗、農園も自宅も差し押さえられてしまいます
何とか駆けつけた孫娘の婚約パーティーでも、元妻と娘には拒絶されそんな時、車で”物”を運ぶだけで大金が入る仕事に誘われます
しかし、それは”麻薬”を運ぶという仕事だったのです

主人公・アールは、ちょいワルオヤジ風?の園芸家

ご自慢のユリの品評会(?)での表彰式のスピーチも、ジョークで笑いを誘う

でも仲間の輪の中だったらもてはやされているけど、外から見るとどうなんだろう?実際、そのジョークはわたしには意味不明で笑えなかった…
アメリカ人だと、笑えるのだろうか?

手に入ったモノ、手に入らなかったモノ

いくつになっても、人の注目を集めたり、人から感謝されたりされるのは嬉しい

そのために、アールは良くないことだと薄々わかってきても運ぶ事を何度も重ねていきます

1run、2run、3runと運びを重ねるごとに

  • 車を買い替る【物を手に入れる】
  • 孫娘の学費を援助する【孫娘からの信頼を得る】
  • 火災トラブルで閉鎖になった退役軍人たちが集う場所に援助【友人からの賞賛を得る】

いろんなものを手に入れていきます

歳を取るとなかなか手に入らないものです

家族をかえりみずにずっと生きてきたアール。大切にすべきものが何だったのか気がついても、それはもう取り返せない、一時的にお金で多少取り戻せても

ラスト近くにアールは言います

「お金があっても時間だけは買えない」

 

 歳をとると理性のコントロールが出来ない?

ベンチに座る老人

時は過ぎていって確実に人は老いていきます

でも人間は上手くできていて、物忘れに関しても「最近、物忘れが激しい」と最初は落ち込みますが、そのうちに”忘れている事さえも忘れて”気にならなくなります(実体験済み!)

先の「 なんでオヤジはオヤジギャグを言う?」の答え「脳のブレーキが効かなくなっているから」は、つまらないギャグが思いついても、若い人ならば

「こんな事言ったら恥ずかしいよな」

と制御がかかっても、年をとると言ってしまう

それは脳の前頭葉が理性をコントロールしているのですが、前頭葉は20代でピークをむかえるとあとは下り坂で衰えていくからなのです

歳を取ると子供と同じくらいになるので自由気ままに言ってしまうという理由(わけ)です

たしかに、こうして言いたいこと言って生きています

でも人と絡む時には、「少しは考えなければならないのでは?」と感じた今日この頃

時は巻き戻せないので、どうせなら…いい感じに歳は重ねていきたい

としみじみ思うのでした

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